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アイデアまとめ 

【反省記事】メガ進化メタ無理だった構築【S10】

ぼんこふです.
S10お疲れ様でした.
今期は2つの構築を使用しており,初めに使っていた方が2ROM1900,もう1つが最高1980で最終は2ROM1700という悔しい結果に終わりました.
本記事は初めに使用していた構築を簡単に紹介すると共に,反省を綴っていきます.

 

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<経緯>

現在のレートはメガ進化が中心に回っており,特にリザードンボーマンダメタグロスはじゃんけんの様な関係になっていると考えた.
これらの構築はメガ進化を選出しない時,大きくスペックが落ちると考えメガ進化を含んだ並びを対策することでeasy winすることを狙いに構築を組み始めた.
上記のメガ進化3匹と打ち合わなければいけないガルーラ・ゲンガーの5匹を使用しないことでメガ進化じゃんけんに付き合わないようにした.

また,サイクルに強いサイクルパを目指し,崩し枠と誤魔化し要素を排除することで多くのメタ要素を詰め込む目論見もあった.

 

構築に導入した順番は
ジャローダ>バンギラス>テッカグヤ>カプレヒレ>>ライボルト>ラティアス

 

<個別紹介>

ジャローダゴツゴツメット
おくびょう 181(248)-*-115-96(4)-0-181(252)
リーフストーム/リフレクター/ちょうはつ/こうごうせい
メタグロス,ガルーラ軸
取り巻きに採用されることが多いミミッキュ,ランドロス,カプレヒレ,カバルドン,キノガッサ,グライオンに強い点を評価
雨パや水タイプの相手も行う

 

バンギラス@オボンのみ
しんちょう 207(252)-164(76)-130-*-157(180)-81
いわなだれ/じしん/おいうち/ステルスロック
リザードンY,ゲンガー軸
カバルドン対面でステルスロックを打ってリザードンを腐らせる.
ゲンガー入りにジャローダカプ・レヒレを選出可能にする
ウルガモス,アーゴヨン,ポリゴンZに唯一勝てるコマ

テッカグヤ@フィラのみ
のんき 201(228)-121-169(244)-132(36)-121-72
ヘビーボンバー/やどりぎのタネ/かえんほうしゃ/どくどく
ボーマンダ
テテフを受けるほか,ガルーラ,メタグロス,ミミッキュ等を誤魔化せるサイクル要員としても機能

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カプレヒレ@拘り眼鏡
ひかえめ 175(236)-*-137(12)-150(172)-155(36)-112(52)
ムーンフォース/なみのり/トリック/れいとうビーム
リザードンX,バシャーモ
ヒレカグヤとバンギレヒレの並びを作り,トリックでサイクルを崩す役割を持たせた

 

メガライボルト
おくびょう 145-85-80-157(252)-81(4)-172(252)
ボルトチェンジ/かえんほうしゃ/どくどく/めざめるパワー氷
補完枠2
ゲッコウガミミッキュの対策
メジャーなメガ進化に必ず仕事ができる点を評価
ジャローダを威嚇ボルチェンでサポートする,レヒレカグヤの電気の一貫を避雷針で消すといった役割を持つ

ラティアス@ゴーストZ
169(108)-*-110-155(196)-150-171(204)
サイコショック/シャドーボール/めいそう/じこさいせい
補完枠2
フシギバナ,バシャーモ対策
カプレヒレに打点を持つバシャーモが厳しかったため投入
ギルガルドやカプテテフに打点を持つポケモンが少ないためゴーストZで採用

<よかった点>

「メガ進化を軸とした並びをメタる」といった目論見は成功した.
本構築は見せあいで型を全て読み切ることが容易ではないため相手の意識外からメガ進化枠を簡単に処理して流れで勝つといったパターンが多かった.
これは構築を組む段階で想定していた通り.

<反省点>

本題です.
本構築が欠陥構築であると考えた要素を挙げていきます.

・誤魔化し要素がない
サイクルに入るドヒドイデ,カビゴン,グライオンといったようなポケモンは多少不利でも仕事が出来るスペックがあります.
そういったポケモンを入れていないため不利状況をひっくり返すことが出来ません.

・明確な勝ち筋や逆転要素がない
ドヒドグライといった陰キャでないサイクルパの多くはZで相手を崩してサイクルを有利に進めます.
これはうまく組み込めなかった自分の弱さが原因です.
それどころか威嚇やリフレクターの他,命中不安技も使用するので有利状況からひっくり返されることも多かったです.


・2メガに対する見込みの甘さ
先ほどの考え方だと相手がリザードン+ガルーラの2メガだった場合,バンギラス+カプレヒレ+ジャローダと選出しなければいけません.この時点でゲッコウガに勝てません.
どうしても不利な選出じゃんけんが発生し,外したら負けます.

・相手の構築が想定していた並びではない
メタグロス軸にバシャーモがいる,ルカリオ軸にアーゴヨンがいるといった構築は想定していないため勝てません.

・一般ポケモンの対策不足
ゲッコウガ,バシャーモ,アーゴヨン,キノガッサ,カプテテフ,ボルトロス,フェローチェ,ポリゴンZ,オニゴーリの内3匹入っている構築には完璧に選出を合わせないといけないため勝てません.


<あとがき>

本構築は上位構築をメタっただけあって1900には早い段階から乗っていました.
しかし想定していない相手に勝ち筋を用意できない構築なのでレート差マッチでは半分以上負けてしまいました.
サイクルパを開拓したいと意気込んで作った構築ですが誤魔化し要素や崩し枠が無いと勝ち筋にならずレート差マッチで安定しないと学びました.
サイクルを作る上でゲンガーかカビゴンを入れないのであればレヒレカグヤ,ドヒドグライ,ナットドランの何れかを入れないと弱いと思います.
新しいサイクルを軸から開拓することに限界を感じてきました.新作まであと1年あるのに…
メガ進化に完全に対応した構築を作ろうとしましたが結果的にこれがよくなかったと思います.
何故なら全てのメガ進化の裏にゲッコウガミミッキュランドロスorカバルドンがいるからです.メガ進化対策ポケ+ゲッコウガミミッキュを対策した選出にするととても枠が足りません.相手が想定通りの構築ならまだしもレート差マッチのエース詰め放題みたいな構築に安定して勝つことは不可能です. 全てのメガ進化を対策することが不可能ならば,全ての構築は必ず何かのメガ進化が重い事になります.そう考えれば2メガ構築でどちらかのメガ進化を押し付けるようなパーティが強いのも納得です.2メガ対2メガの対戦はどちらを選出するかという択が必ず発生するため安定とはほど遠いでしょう.結局7世代での安定は不可能なので強いポケモンを押し付ける戦い方を学ぶべきだと感じました.
しかし押し付けでパーティを考えると最終的に既存のパーティと被ってしまう気がします.私はミラーマッチが大嫌いなのですがメジャーなパーティを使う方はどうやって対策をしているのでしょうか.教えていただきたいです.
今後構築作りをするに当たってレート差マッチを考慮することは必須だと感じてきました.面白いコンセプトで上に勝てる構築だとしても下に勝てなかったら躊躇せずに潰そうと思います.
サイクルパでレート差マッチを考慮するならば相手のポケモンの受け駒を用意する構築ではなく,相手に崩しのプランを用意させる構築が安定すると思います.
そのためには数値が高く汎用性があるポケモンが必須でどうしても既存の構築と被ってしまうという考えです.
メタを行うに当たって重要なのが相手は本当に安定行動をしてくれるのか,という点ですがレート差マッチだとヤンキー行動をされて一瞬で負けということが多く発生しました.
十分な汎用性があるポケモンにメタを仕込むべきだと考え直しています.メタグロスとか
今回は中途半端に勝ててしまったがために構築が本当に強いのかを考察しなかったのが過ちでした.
私はXYからずっと他の人と同じ構築を使わない,自分の過去の構築を使わないことをポリシーとしてきました.7世代は構築の自由度が無くて軸の新規開拓があまりにも難しいです.どのポケモンを軸にしても結果が残せるわけではなく,そのことを証明するために時間を浪費してしまうため苦しいです.
強い構築は前提で更にプレイングに比重が置かれる7世代では同じパーティを使い続ける人が報われている印象があります.私もパーティを作り続けるスタイルをやめて1つの構築に絞った方が結果が出せるのでしょうか.
どんなことでもいいのでアドバイスをお願いします.

ちなみに1980までいった構築はこんな感じです.

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こちらは「押し付け性能が高いポケモンでのメタ」をすることで「序盤でアドバンテージを稼ぐ」ことをコンセプトにしています.
変わった中身の構築なのでお気に入りです.
19~20での勝率は6割以上ありましたが17~18への勝率が4割切っていたのでこれを直せればと思っています.

質問などありましたらお気軽にどうぞ!
ここまでご閲覧下さりありがとうございました!